楽天モバイルがプラチナバンドを獲得したのは2023年10月です。
これまでは、プラチナバンドは三大キャリアであるドコモ・KDDI・ソフトバンクに割り当てられており、楽天モバイルだけが割り当てられていませんでした。
プラチナバンドとは、700MHz~900MHzの周波数帯にある電波で、障害物があっても繋がりやすいという強みがあるため、楽天モバイルの通信環境がより快適になることが期待されています。
2024年1月25日の「楽天新春カンファレンス2024」にて、楽天モバイル会長の三木谷浩史氏は、2024年5月から提供開始すると明言しました。
そこで、この記事では楽天モバイルのプラチナバンドの提供開始時期や、サービス内容、料金について解説していきます。
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楽天モバイルプラチナバンド提供はいつから?
ここからは、楽天モバイルのプラチナバンドの最新情報やプラチナバンド獲得の背景を解説していきます。
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楽天モバイルプラチナバンド最新情報!2024年中の提供開始を目指す
2023年11月11日に行われた決算説明会によると、楽天モバイルの4G屋外基地局設置数は5万局を突破し、人口カバー率は9月時点で97.9%に達したといいます。
さらに、2023年中には6万局にまで拡大し、人口カバー率99%超の達成を目指すほか、都市部でのネットワーク密度を高める取り組みも積極的に進めていくとしました。
楽天モバイルのエリア拡大で重要となってくるのがプラチナバンドです。
プラチナバンドは障害物に強い電波であり、三大キャリアと比べて「繋がりにくい」という声も多かった楽天モバイルにとって、プラチナバンドの導入は悲願でした。
2024年1月25日の「楽天新春カンファレンス2024」にて、楽天モバイル会長の三木谷氏はプラチナバンド導入時期を具体的に「今年(2024年)の5月からプラチナバンドを投入していく」と明らかにしました。(参照:Yahoo!ニュース)
2023年10月に総務省からプラチナバンドの割り当てを受ける
総務省は今年8月末からプラチナバンドの割り当てを希望する事業者を募集し、楽天1社が申請していました。
そして2023年ついに楽天モバイルは総務大臣の認定を受け「2023年10月23日にプラチナバンドを獲得したと発表」しました。
国内携帯キャリアの中で後発の楽天モバイルは、つながりにくいというイメージもあり赤字続きでした。
2020年12月には大手3社の周波数帯域の再配分を要求するなど、プラチナバンド獲得は楽天モバイルにとって悲願だったのです。
念願のプラチナバンド割り当てによって、サービス向上と共に黒字転換することが期待されています。
楽天モバイルが総務省に提出した開設計画では2026年3月の予定
画像引用:700MHz帯における移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画の認定(概要)|令和5年10月 移動通信課
楽天モバイル株式会社が認定申請した開設計画によると、プラチナバンドを利用したサービス開始日は令和8年3月頃とのことでした。
しかし、2024年1月25日の「楽天新春カンファレンス2024」にて、楽天モバイル会長の三木谷浩史氏は、2024年5月から提供開始すると明言しました。
プラチナバンド導入に伴う基地局の設置について三木谷氏は、
いきなり1万局を建てるということはないが、発射できるところは問題なくサービスを提供できるのではないか。
ただ、地上デジタル放送との調整もあり、了承を取るのが面倒くさい。
引用元:ITmedia Mobile
と本音を漏らしました。
プラチナバンド提供開始は2024年5月になりますが、それは既にある基地局を利用するもので、約1万局の新しい基地局の増設はまだ先になります。
KDDIの代表取締役社長CEO、高橋誠氏は、プラチナバンドの開設計画について、
と語りました。
KDDIは楽天モバイルにローミングで800MHz帯の電波を貸しているので、プラチナバンド提供まではKDDIのネットワークに頼ることになります。
また、ドコモの代表取締役社長、井伊基之氏は、
と、開設計画について推察していました。
楽天モバイルは、既に展開している1.7GHz帯の基地局やそれを設置した場所を活用し、700MHz帯を追加していく方針を示しています。
そのため、提供開始が2024年5月となったのでしょう。
ですが、プラチナバンドが真価を発揮するのは基地局が完成してからになりそうです。
楽天モバイル取扱い機種のプラチナバンド対応状況
楽天モバイルを利用している方や利用を検討している方は、今後プラチナバンドが提供されるにあたって、今お使いの機種がプラチナバンドに対応しているかは気になりますよね。
そこでここからは、楽天モバイル取扱い機種のプラチナバンド対応状況について解説していきます。
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2015年以降発売のiPhoneなど国内販売機種は楽天モバイルの獲得したバンド28にほぼ対応
楽天モバイルが今回獲得した700MHz帯は、「バンド28」に対応しています。
スマホやポケット型WiFiなどの通信機器がバンド28に対応しているならば、楽天モバイルの700MHz帯のプラチナバンドでの通信が可能です。
バンド28は2015年から日本国内で使われ始め、既にNTTドコモ (2015年1月~)、au (KDDI/沖縄セルラー) (2015年1月~)、イー・モバイル (2015年12月~)が使用しています。
2015年以降発売の国内販売機種であれば、iPhoneなども含めてほとんどがバンド28に対応しており、楽天モバイルで購入できる製品も例外ではありません。
楽天モバイルの製品がバンド28に対応しているかどうかの詳しい確認方法は、次の項目で説明します。
5年以上前の古いスマホや海外製のスマホは非対応の可能性もある
楽天モバイルの製品がバンド28に対応しているかどうかは、楽天モバイル公式サイトの「取り扱い製品の対応周波数帯一覧」から確認することができます。
まず、「取り扱い製品の対応周波数帯一覧」ページを開き、「製品の種類」を選択します。
ピンポイントで確認したい製品がある場合は、「ブランド・シリーズ」から絞り込みましょう。
画像引用:取り扱い製品の対応周波数帯一覧
次に「5G」「4G LTE」「3G」のいずれかを選択し、「700MHz」の列を見ます。
画像引用:取り扱い製品の対応周波数帯一覧
製品が対応している周波数帯は「◯」、対応していない場合は「-」と掲載されています。
楽天モバイルが獲得したのは700MHz帯のプラチナバンド
プラチナバンドとは700MHz~900MHzの周波数帯にある電波のことですが、楽天モバイルが獲得したのは700MHz帯のプラチナバンドです。
ここからは、プラチナバンドの特徴や、なぜ獲得するべきだったのかを解説していきます。
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プラチナバンドとは建物内や地下などの障害物にも強い電波
プラチナバンドとは、端的に言えば幅広いエリア、つまりいろいろな場所で繋がりやすい周波数帯のことです。
周波数帯は一般的に、高周波ほど運べる情報が多い代わりに障害物に弱く、低周波ほど運べる情報は少ない代わりに障害物に強いという特徴があります。
プラチナバンドの周波数帯は700〜900MHz帯であり、低周波数帯に分類されます。
1GHzを超える高周波の電波と比較して、「空気中の水分による減衰が少ない」「コンクリート壁を透過しやすい」「回折により障害物を回り込みやすい」などがメリットです。
そのため、一度に送ることのできるデータは少ないものの、障害物に強いことで幅広いエリアに電波を届けることができます。
携帯各社のプラチナバンド一覧
プラチナバンドの周波数帯は700MHz~900MHzですが、周波数によってさらに5つに分類されます。
800MHz帯⇒バンド18、バンド19、バンド26
900MHz帯⇒バンド8
2023年3月14日に総務省が出した資料によると、各携帯会社が使用しているプラチナバンドは以下の表のようになります。
事業者\周波数帯 | 700MHz帯 | 800MHz帯 | 900MHz帯 | ||
---|---|---|---|---|---|
バンド28 | バンド18 | バンド19 | バンド26 | バンド8 | |
NTTドコモ | 〇 | ― | 〇 | 〇 | ― |
KDDI/沖縄セルラー(au) | 〇 | 〇 | ― | 〇 | ― |
ソフトバンク | 〇 | ― | ― | ― | 〇 |
楽天モバイル | ― | ― | ― | ― | ― |
※ 参照:携帯電話端末が対応する周波数の現状について|総務省
※ 2023年3月14日時点の情報です。
楽天モバイルが割り当てられたプラチナバンドは700MHz帯のバンド28です。
2023年3月時点で700MHz帯のバンド28は、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアが利用しています。
楽天モバイルのプラチナバンドのサービスが開始されると、バンド28を4つのキャリアが使用する形になります。
楽天モバイルの電波が悪かったのはプラチナバンドが使えないことが大きな要因
楽天モバイルは人口カバー率99.9%という点で定評がある一方で、「繋がりにくい」という声もあります。
自宅に居るのに電波のマークが出なくて電話繋がらない状態でWi-Fiないと置物状態📱😅原因がわからずネットで色々と調べたりしたが結果わからずお手上げ状態でiPhoneの故障か…と思ってこの時間までどうしよう…と焦っていたら、急に直った…💢
2時間程の事だが明日どう対処しようか悩んだよ…睡眠時間返せ…😵💫
引用:X(旧Twitter)
楽天モバイルの電波が屋内や地下で繋がらない主な原因として、プラチナバンドが使えないことが上げられます。
楽天モバイルが自社で保有している回線の周波数帯域は1.7〜1.8GHzのローバンドのみで、プラチナバンドと比較すると障害に弱い電波です。
楽天モバイルのエリア外では、パートナー回線であるauの電波に接続されます。
auはプラチナバンドを持っているので、ローバンドを使用する楽天モバイルエリアよりパートナー回線エリアの方がつながりやすいです。
しかし、楽天モバイルは、パートナー回線エリアを順次楽天回線に切り替えており、パートナー回線エリアは縮小傾向にあります。
これまでパートナー回線エリアで問題なく使用できたエリアでも、楽天回線エリアに切り替わることで繋がりにくくなる可能性がありました。
ですが今後、楽天モバイルがプラチナバンドを獲得することで、楽天回線の繋がりにくさが改善されることが期待できます。
プラチナバンド獲得で楽天モバイルのサービス内容がどのように変わるかについては、次の項目で解説していきます。
楽天モバイルプラチナバンド提供開始でサービスはどう変わる?
楽天モバイルがプラチナバンドを提供開始することで、サービス内容はどのように変わるのでしょうか?
ここからは、プラチナバンドの特徴をふまえて、プラチナバンド提供開始後の繋がりやすさや料金面での影響を考察していきます。
- 建物内や地下のエリアで楽天モバイルの電波が良くなる
- 割り当てられたプラチナバンドの速度は10~30Mbps!速度面はあまり変わらない
- 3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)より利用者が少ないので快適に通信できる可能性が高い
- プラチナバンド設備投資により料金面で影響が出る可能性も?
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建物内や地下のエリアで楽天モバイルの電波が良くなる
プラチナバンドは以下のようなメリットから、屋内や地下、山岳部などの障害物の影響で繋がりにくいエリアでの通信の改善が期待されています。
- 空気中の水分による電波の衰えが少ない
- コンクリート壁を透過する力が強い
- 障害物を回り込んで電波が届く
プラチナバンドを提供開始する前の楽天モバイルでは、1.7GHz帯のいわゆる「非プラチナバンド」を利用していました。
非プラチナバンドは高周波数帯であり、送信できるデータが多く、通信速度が速い代わりに障害物の影響を受けやすいというデメリットがあります。
プラチナバンドは非プラチナバンドのデメリットを補うことができるため、山間部や屋内、地下でも繋がりやすくなることが期待されます。
割り当てられたプラチナバンドの速度は10~30Mbps!速度面はあまり変わらない
楽天モバイルに割り当てられたプラチナバンドは、770MHz~773MHzの範囲なので、帯域幅は3MHzとなります。
新世代モバイル通信システム委員会報告によると、3MHz幅の通信速度は約10~30Mbpsとなり、既存の1.7GHz帯の速度とあまり変わりません。
画像引用:LTEシステムにおける帯域幅毎のRB数定義と最大通信速度|新世代モバイル通信システム委員会報告
今まで問題なく使っていた人にとっては通信環境が劇的に良くなるということはないと言えます。
3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)より利用者が少ないので快適に通信できる可能性が高い
楽天モバイルユーザーは新規参入から毎年増加してはいるものの、移動系通信(携帯電話、PHS及びBWA)の契約数全体の2.1%にとどまっています。
事業者 | 契約者数 | 割合 |
---|---|---|
NTTドコモ | 7303.7万人 | 36.8% |
KDDIグループ | 5358.7万人 | 27.0% |
ソフトバンク | 4167.9万人 | 21.0% |
楽天モバイル | 416.8万人 | 2.1% |
※ 参照:電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和3年度第2四半期(9月末)
※ 総契約数(1億9,847万)と割合(%)から各事業者の契約数を計算。
表からもわかるように、楽天モバイルユーザーの契約数はドコモ・au・ソフトバンクユーザーよりもかなり少ないです。
裏を返せば、より少ない人数で電波をシェアすることになるので、三大キャリアよりも混雑しにくくなります。
プラチナバンド提供開始前でも、楽天回線は混雑しやすい昼休みの時間帯などで遅くなりにくいので、今後、より快適に利用できる可能性が高いです。
プラチナバンド設備投資により料金面で影響が出る可能性も?
楽天モバイルは従量制かつ無制限プランの安さが売りですが、プラチナバンド提供開始により料金は高くなるのでしょうか?
料金について、楽天モバイル会長の三木谷氏は「今のところ値上げは考えていない」と断言する一方でファミリープランを追加する可能性を示唆しました。(参照:ITmedia Mobile)
既存の無制限プランの料金はしばらくは変わらず、ファミリープランのような新たなプラン形態が打ち出される可能性が高いと言えます。
一方で、プラチナバンドを提供するためには、通信機器と電波をやり取りする「基地局」を新たに設置する必要があり、楽天モバイルの700MHz帯の開設計画によると、特定基地局の設備投資額(令和15年度末までの累計)は544億円とされています。
楽天モバイル事業は順調に改善しているものの、依然として赤字が続いているのが現状です。
23年度第3四半期は、売上収益が557億円で前年同期比21.6%増、Non-GAAPの営業利益は767億円の赤字となっています。
プラチナバンド提供によって契約数は増加すると予想されますが、赤字続きの楽天モバイルにとっては設備投資費の544億円は無視できない金額です。
544億円の投資は10年のうち後半に設備投資が集中するという話もあるので、料金面で影響があるとすれば数年後の可能性が高いでしょう。(参照:ITmedia Mobile)
楽天モバイルは事務手数料や解約金がかからず、端末代やキャンペーンもお得となっています。
そのため、今のうちに契約しておき、今後料金が上がった場合に解約すれば、デメリットがほとんどなくなるのでおすすめです。
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まとめ
料金の安さが最大の強みである楽天モバイルですが、唯一の弱点は「繋がりにくい」という点でした。
2024年5月から提供開始されるプラチナバンドによって、狭かった利用可能エリアが広くなるため、ますますシェアが増えることが予想されます。
- 空気中の水分による電波の衰えが少ない
- コンクリート壁を透過する力が強い
- 障害物を回り込んで電波が届く
ですが、プラチナバンド提供のための設備投資費の影響で、今後料金が値上げされる可能性もあります。
ですので、楽天モバイルを契約するなら端末代やキャンペーンがお得な今がチャンスです。
お得に契約できるうちに契約して、あまりにも料金が上がった場合に解約すれば、ほぼデメリットなく利用できます。
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